twitterでクロエさん@ac_chloe_fbxから情報提供いただきましたネタのまとめとして覚書です。
KERSを使ってニトロ注入風にしてみよう!な企画です。
KERS関連の設定はdataフォルダ内にいくつかあります。
ers.ini 基本的な設定はここ
kers_torque.lut KERS起動時のトルクカーブの設定。
(アクセルオン時)kers_torque_coast.lut KERS起動時のトルクカーブの設定。
(アクセルオフ時)ctrl_ers_X.ini (Xは数字) 状態に合わせたKERS設定。
チャージ時、低速、高速、オーバーテイク時、トップスピードなど、
シチュエーションに合わせていろいろチューニングが可能。ersX_YYYY.lut (Xは数字。YYYYはbrake,gas,gear,speedなど制御対象)
今回は、F1のように細かな制御をしたいわけではなく、ボタンポチッで、ドッカ~ン!と加速すればよい(ちょっと表現が雑)ので、必要なファイルだけコピーしました。
今回は、KUNOSの車であるFerrariのSF15-T(F1マシン)からKERS関連設定ファイルを拝借しました。
コピーしたのは、
ers.ini、kers_torque.lut、kers_torque_coast.lut、ctrl_ers_0.ini、ctrl_ers_1.ini
の5ファイルです。
(シチュエーションに合わせたKERSの制御は全く不要なので、ersX_YYY.lutとかほかのctrl_ersX.iniとかは要りません)
ers.iniでのポイントは赤字部分。
[HEADER]
VERSION=1[KINETIC]
CHARGE_K=0.000 ; Charge as function of brake torque (include engine) and rotation speed
TORQUE_CURVE=kers_torque.lut ; Torque curve Nm/RPM
COAST_CURVE=kers_torque_coast.lut ; Coast Torque curve Nm/RPM
DISCHARGE_TIME=33330 ; Time in ms to discharge the kers when used to deliver torque
HAS_BUTTON_OVERRIDE=1
MAX_KJ_PER_LAP=40000 ; KJ
DEFAULT_CONTROLLER=1
BRAKE_REAR_CORRECTION=30 ; Torque removed from rear axle as function of kinetic recovery[HEAT]
CHARGE_K=0.00 ; Charge as function of turbo boost %
TORQUE_PERC=25 ; % of torque the Heat is able to generate from the kinetic motor
MAX_KJ_PER_LAPは1ラップ当たりの最大KJ。大きくするほど、パワーが上がる?のか。その分、チャージの消費が早くなる気がします。
HAS_BUTTON_OVERRIDEはKERSに割り当てたボタンを押すと、KERS発動するようになります。(ボタン操作が優先される)
2か所のCHARGE_Kは回生の設定でしょうか。両方とも0に設定すると、チャージされなくなりました。
次はkers_torque.lut。
5900|0
6000|1500
今回は6000RPM以上でドッカンといくように設定しました。
それからkers_torque_coast.lut。
500|0
10000|0
アクセルオフ時はドッカンとならないように、ゼロ(効果なし)。
ctrl_ers_0.ini、ctrl_ers_1.iniは特に修正なし。いろいろ書かれていますが、結局各対象のトルク設定(lut)を用意してないので、すべて無視されます。
でもこの2つのファイルは置いておかないと、ゲームが起動できませんでした。
これらを設定したのち、ゲームをスタート!
あ、Content ManagerでKERS有効化にキーを割り当てるのを忘れずに・・・。
(設定→ASSETTO CORSA→コントロールー>ADDITIONALのその他にある「KERS有効化」ですね。)
どのギアでも、回転数が6000を超えた状態でKERSキーを押して発動させると、トルクが強化され、急激に加速します。回転数が自分の好みのタイミングに合わないときは、kers_torque.lutの設定を好みの回転数に変更するとよいです。
ニトロ、注入!