今回の車には、速度、回転数、水温、燃料計以外に、オイルの温度とバッテリー圧の針(インジケータ)もついていました。
ですがKUNOSのガイドを読むと、アセットコルサ標準の機能では実装されていないような記載があります。
さらにCSPのwikiを読むと、extensionでサポートされていることが分かったので、それの覚書です。
まず、CSPでサポートされているanalog instrumentsの情報はここです。
これによると、ANALOG_INDCATORセクションにおいて、
INPUT=入力として使う情報(後述)
NAME=動かすオブジェクト(エンプティも可)名
を指定し、それ以外に最小値(MIN_VALUE)や最大値(MAX_VALUE)、針を動かす角度を指定するためのLUTも使えるようです。
さらに、INPUTとして何が使えるかはこちらです。
たくさん並んでいますが、Extra numbers added by patchの欄まで進むと、
DRIVEN_TOTAL: total odometer, value in km (with initial value loaded from Odometer app or Sidekick, or being passed from CM);
DRIVEN_SESSION: odometer within current session, value in km;
STALLED (flag): is engine stalled (for now, that means very low RPM for some time)?
BATTERY: estimated battery voltage;
OIL_PRESSURE: estimated oil pressure;
OIL_TEMPERATURE: estimated oil temperature;
EXHAUST_TEMPERATURE: estimated exhaust temperature;
となっています。この中のBATTERYがバッテリー圧の情報、OIL_TEMPERATUREがオイル温度の情報をインプットしてくれるようです。
この車では以下の設定をextension/ext_config.iniに追記しました。
; Analog Indicator
[ANALOG_INDICATOR_...]
INPUT=OIL_TEMPERATURE
NAME=ARROW_OIL_TEMP
ZERO=0
MIN_VALUE=0
MAX_VALUE=120
STEP=0.625
LUT=(0=0|120=80)[ANALOG_INDICATOR_...]
INPUT=BATTERY
NAME=ARROW_VOLTAGE
ZERO=0
MIN_VALUE=8
MAX_VALUE=16
STEP=0.95
LUT=(8=0|16=76)
ちなみに車側ではオイル温度の針を動かすエンプティ名がARROW_OIL_TEMP、バッテリー圧の針を動かすエンプティ名がARROW_VOLTAGEとなっています。(一応KUNOSのガイドに準拠してみました。)
各針を動かすためのエンプティ設定方法は以前の記事の通り設定します。
アナログメータの設置 - takeyohのおぼえがき (hatenablog.com)