トラックやバスでは、フロントタイヤは2つでも、リアタイヤが2つ以上ある車ってありますよね。
リアタイヤは通常だと2つまでしか割り当てできないので、仮にリアタイヤが4つあると、設定した2つ以外のタイヤは止まったままになります。
最初はアニメーションでごまかしていましたが、やっぱり違和感がすごい(タイヤの回転数が合わない)のですが、サスアニメを勉強している中で一つ使えそうな方法があったので備忘録です。
(この方法では、リアタイヤが複数あった場合のタイヤ回転を設定した2つのリアタイあと同じ回転にすることができます。フロントタイヤが2つ以上ある場合のステアリング制御とかはできません。)
サスペンションアニメーションの設定方法を勉強するために、kunosから提供されているAC_Pipeline_PUB_Rev2.0.pdfを改めて読みました。
するとこんな記載が。(PDFをgoogle翻訳で日本語化してあります。)
もともと、トランスミッションシャフトのオブジェクトを回転させるための仕組みですが、
これって、タイヤ(ホイール)の回転と連動するんじゃ?
しかもいくつでも設定できるって書いてある!
と思い、これが使えるのでは?ということです。
対象としたcar modはこれです。トレーラなので、リアタイアは左右それぞれに4つずつ、全部で8つあります。(すべてダブルタイヤですがモデル的には2つで一つになってます。)
一番前の2つはフロントタイヤの設定、一番後ろの2つをリアタイヤの設定をしました。(設定方法は一つ前の覚書をご参照ください。)
それ以外のタイヤ用は資料に従って、TRANSMISSION_L_X、TRANSMISSION_R_X(Xは0,1,2)というエンプティを作って、それぞれのタイヤを格納しました。
TRANSMISSION_...のエンプティも回転はX=90,Y=0,Z=180に設定しています。
位置は、それぞれのタイヤのホイールの中心です。
(位置の設定方法も一つ前の記事に書きました。)
あとは、サスペンションアニメーションのエクスポート&ksanim作成と車体のエクスポート&kn5作成をします。
TRANSMISSION_...のエンプティ群は特にアニメーションの設定も、エクスポートの処理も要りません。4つのホイールの回転に合わせて一緒に回ります。
そのため、TRANSMISSION_...に割り当てられたタイヤはサスアニメができません。
リアタイヤにサスアニメを設定すると、リアタイヤだけが上下するので、違和感あるな~って場合は、リアタイアの上下幅をなくす(1,11,21フレーム目すべて同じ)にするとよいかもです。
サスアニメを適用した場合と、しない場合の比較です。